フローリングができるまで
アイタ工業で原木からお客様にお届けするまでの工程を紹介します
伐採
林野庁に伐採を届ける。
合法林材として切り出す。
出荷証明書を発行することで、産地も特定できるようになります。
運搬
運搬は産地ごと・樹種別に伐採後できるだけ早く山形県米沢市にある自社土場(貯木場)に着けてもらいます。
検収を樹種ごとにまとめ材積を出します。
1回の運搬は10~20立方メートル
製材は産地・樹種ごとに山形県米沢市の自社製材工場で行います。
樹種により板の厚さを変えて挽いていき、最低の厚さは20m/m以上にします。
製材
製材後、産地・樹種ごとに桟積みを行います。
天然乾燥期間は、樹種、厚みにより異なり、季節や地域によっても違う為 状態を見ながら乾燥します。
天然乾燥の水分含水率の目安は30%
天然乾燥
一定期間 天然乾燥した後、人工乾燥を用います。
天然乾燥だけでも出荷できますが、天然乾燥は時間をかけて行うため天乾中にカビの発生や、虫害による損傷が発生する場合があります。ある程度の水分に達すると、日本の気候では水分が抜けず製品にムラができるなど、品質管理がとても難しくなるためです。人工乾燥後は屋根付倉庫などで調湿を行い、ばらつきをなくします。
人工乾燥は、ご注文をお受けしてから納品までの時間を短縮できるなどの利点もあります。
乾燥期間 約1週間~3週間
含水率 10~13%
人工乾燥
再製材
調湿後、製品の巾を決めます。
その際 節割れや曲がり、虫穴、腐板等を取り除き、働き巾寸法にプラス10m/mの付加をつけて製材します。
この時、原木を少しでも無駄にしないように端材が出ない組み合わせて木取りを行っています。
加工
加工材を自動送りして、一度に多軸加工を行うもので真直度・幅(働き巾)・厚さを決めるモルダー加工をします。
また、フローリング板の短手方向の側面に隣の板と噛み合うように凸凹の加工(エンドマッチ加工)を施します。
仕上げ
出荷前にもう一度 寸法割れや虫穴、腐板などが無いか
検品を行い、梱包します。
梱包は丁寧に行い、箱の表面が必ず表向きになる様にして
出荷 お客様へお届けします。